フジキセキとは

競走馬名:フジキセキ

. 父*Sunday Silence、母*Mill Racer、母父Le Fabuleux、母母父In Reality、母母母父Cornish Prince。

父*Sunday Silenceは言わずと知れた日本の大種牡馬。当馬はその父の名声をいの一番に高めた馬。母*Millt Racerからは、他に重賞勝ち馬シャイニンレーサー(父*Northern Taste、マーメイドS)が出ている。母系は名馬Mill Reefと同じ。確かサンデーの初年度産駒の中でも、プライムステージと並んで高い前評判の馬だったはず。シャイニンレーサーからはシャイニンルビー(クイーンC)が出ており、優秀な一族。

渡辺栄厩舎で鍛えられ、新潟デビュー。蛯名騎手騎乗の新馬戦はゲート練習不足で出遅れて後手からだったが、直線だけで8馬身差の圧勝。続くOP戦からは角田騎手が手綱を取り、後のダービー馬タヤスツヨシを完封してレコード勝ち(1600m1:35.5)。2歳G1朝日杯では*スキーキャプテンの追撃を物ともせず、肩鞭だけで勝利は伝説的。ここまで来ると、一つ年上のナリタブライアンに続いての3冠馬の誕生なるか、という事が取り沙汰された。3歳になって、皐月賞へのプレップ弥生賞に出走。レースでは2コーナーでかかり、2番手でレースを進めて最後直線でホッカイルソーに迫られたが、並ばれてから目に見える二の脚を使って優勝した。しかしその後ほどなくして屈腱炎を発症してしまい、*Sunday Silence人気とあいまって、繁殖シーズンぎりぎりながら種牡馬入り。3歳にしての異例とも言える種牡馬入りだった。

本気を出したのは弥生賞でホッカイルソーに迫られた時のみだそうだ。次第に馬体重が増えて行くのは成長力のある証で、デビュー時は470キロ台だったものが引退時には500キロを超えていた(1走ごとに、472→486→496→508)。調教で相手になる馬もあまりいなかったらしく、当馬と同じ*Sunday Silence産駒のステッペンウルフ(渡辺厩舎、母はオークス馬シャダイアイバーの良血)くらいしかいなかったそう。しかしそのステッペンウルフは素質が認められながらも、調教で故障してしまい、素質を目いっぱいに発揮する機会は殆どなかった(フジキセキに潰された?)。外見が父の*Sunday Silenceにそっくりで、無類のスピードと能力を見せていたので種牡馬としての人気は高い。

だが、血統だけを見ると扱いづらい血が多い印象。父はNasrullahの血を持たない割にはスピードが豊富だったに対し、当馬はそれを持つ。父がアメリカの血で占められていたに対し、当馬は母父が欧州のスタミナ血脈で、この辺りがちぐはぐ。まぁ、母母方がアメリカの血を持つし、Le FabuleuxはBMSとして優秀だし、あまり心配をする必要はないかもしれないが。当馬の戦績が3歳前半までしかないので仕上がり早はいいが、本当に成長力のある産駒が出てくるかはこれから観察を必要とする。

スタッフによれば、牧場時代に2歳だったフジキセキの体躯の柔らかさは際立ったものがあったと言う。 全身がバネのような軽快さがありゴムまりに見えたというのも決して大げさな表現ではない。 大種牡馬ミルリーフの牝系ラインらしい奥の深さを感じとれるエピソードだろう。

血統:父サンデーサイレンス 母ミルレーサー(ルファビュルー)

父のサンデーサイレンスは、日本競馬で数々のG1馬を産み出した大種牡馬。
三冠馬ディープインパクトを送り出し名声を不動のものとした。

母はルファビュルー産駒のミルレーサー。

フジキセキ代表産駒

父同様に馬体をよく見せるが柔軟性は受け継がれにくいせいか体躯の堅い馬が多くみられる。 怪我に泣きながらも復活し、ダートG1を総なめにしたカネヒキリを輩出したことからも言えるだろう。
芝ではダノンシャンティがNHKマイルカップを脅威のレコード1:31.4で制したようにスピード限界勝負は強いと言えるかも知れない。 スプリントで本格化したキンシャサノキセキを見てもスピードがあるというよりも限界比べで浮上してくる種牡馬かも知れない。 最近はサダムパテックがマイルチャンピオンシップを制し芝での影響力を強めてきている。

フジキセキの後継で成功するのは?

とある相馬師によるとダノンシャンティを後継の中で成功する要素が強いという。 均整の取れた馬体に、産駒の中で最も薄い皮膚を持っており素晴らしい体質を持っていたということ。 マイルG1を勝ったが、体形的に距離は中距離までカバー出来たでだろうことから一番種牡馬として大成できる要素を秘めている。 気性の強さが産駒に伝わり勝負根性に変えることができるようなら想像以上の活躍があるかも知れない。

皐月賞を勝ったイスラボニータは社台系からでた活躍馬で後継として有望視されている。 マイル~中距離とスピードを武器にしている点も強みになりそうだ。 似たタイプとしてダイワメジャーのような2歳から活躍する種牡馬として期待している。 フジキセキ産駒から菊花賞での好走馬がでているため配合次第でクラシックも十分期待できるだろう。 直系ラインは短距離に適性があるようなのでスプリンターとしての期待も高まっている。

  1. イスラボニータ【皐月賞(G1)】
  2. キンシャサノキセキ
    キンシャサノキセキ【高松宮記念(G1)】
  3. サダムパテック
    サダムパテック【マイルチャンピオンシップ(G1)】
  4. ダノンシャンティ
    ダノンシャンティ【NHKマイルカップ(G1)】
  5. カネヒキリ
    カネヒキリ【ジャパンカップダート【現チャンピオンズカップ】(G1)、フェブラリーステークス(G1)】
  6. ファイングレイン
    ファイングレイン【高松宮記念(G1)】
  7. コイウタ
    コイウタ【ヴィクトリアマイル(G1)】
  8. エイジアンウインズ
    エイジアンウインズ【ヴィクトリアマイル(G1)】
  9. ドリームパスポート【神戸新聞杯(G2)】
  10. ダイタクリーヴァ【スプリングステークス(G2)】

情報サイト

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